世界的な「景気回復」を期待させる製造業の景況感の改善

新年早々に発表された米国および中国の製造業景気指数は、それぞれ前月より大きく改善したほか、英国やドイツなど欧州においても同指数の改善傾向がみられています。景気の先行指標として注目される製造業景気指数の改善は、金融市場が想定している以上に世界景気が底堅い状況にあることを示していると考えられます。

米国では、2011年12月のISM製造業景気指数が、53.9と前月から1.2ポイント上昇し、6ヵ月ぶりの高水準を記録する改善となりました。内訳を見ると、生産および雇用が大幅に改善したほか、新規受注も改善しており、米景気の基調が堅調であることが示されました。また、中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)は50.3と前月よりも改善し、2ヵ月ぶりに、好不況の分かれ目となる50を上回りました。加えて、欧州では、ユーロ圏のPMI(改定値)が46.9となり、2年4ヵ月ぶりの低水準を付けた11月から上昇しました。指数は依然50を下回った状態にあるものの、企業の景況感の低下が一服しつつあるとみられます。

各国の製造業景気指数に先立ち、年末に発表された日本の11月の鉱工業生産は、タイの洪水などの影響を受け、生産指数は前月比▲2.6%と低下したものの、製造工業生産予測調査における先行きの生産計画は、2011年12月が前月比+4.8%、2012年1月が同+3.4%と、生産活動の回復が示唆されています。

欧州財政問題については先行き不透明な状況にありますが、米国、中国および日本など、各国の製造業景況関連の指数がそろって上向いてきたことで、世界的な景気回復の足取りはよりしっかりしたものになることが期待されます。

(全米供給管理協会、経済産業省など信頼できると判断したデータをもとに日興アセットマネジメントが作成)

(※上記は過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)

(2012年1月6日 日興アセットマネジメント作成)

●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。「楽読」→http://www.nikkoam.com/fund-academy/rakuyomi

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