内房線蘇我~木更津間と久留里線木更津~久留里間が今年、開業100周年を迎える。JR東日本千葉支社は2月10日より、「内房線・久留里線開業100周年記念イベント」を実施する。久留里線では今秋以降、新型ディーゼルカーを導入することも発表されている。

久留里線のキハ30形(写真左)とキハ38形(同右)。2012年度中をめどに新型車両に置き換えられる

内房線・久留里線の開業100周年を記念した209系のラッピングトレインも登場予定

内房線は1912(明治45)年3月28日に蘇我~姉ヶ崎間が、1912(大正元)年8月21日に姉ヶ崎~木更津間が開業。同年12月28日には、久留里線も木更津駅から久留里駅まで開業した。

「内房線・久留里線開業100周年記念イベント」では、オープニングイベントとして、京葉線千葉みなと駅から木更津駅まで「SL内房100周年記念号」を運転。同列車に乗車できる旅行商品「SL内房100周年記念号に乗る房総の旅」も発売しており、すでに完売となったプランも。

また、内房線で使用中の209系車両3編成に、100周年を記念したヘッドマークやドア横のステッカーなどのラッピングが施されることに。他にも記念入場券の発売やスタンプラリーなどを実施する予定とのこと。

なお、久留里線では現在、キハ30形、キハ37形、キハ38形が活躍中だが、車両老朽化にともない、新型ディーゼルカー・キハE130系(計10両)が導入されることになった。2012年秋頃のデビュー予定で、その後は順次キハE130系による営業運転を行い、車両の置き換えを実施する。