GPL減少は、複数企業支援と商用展開増のため

後藤大地  [2011/12/26]

Analysis and Research of the latest developments in Technology, Business Models, and Mergers and Acquisitions.

先日、オープンソースプロジェクトにおけるGPL系ライセンス採用率が減少傾向にあることが「451 CAOS Theory」において報告されたが、さらに、企業におけるオープンソース戦略の変遷なども含めたより詳しい分析結果が「The future of commercial open source business strategies」として発表された。

以前は単一企業が特定のオープンソースプロジェクトを発足させ、GPL系のライセンスを採用してプロジェクトを進めるケースが多かったと説明がある。GPL系ライセンスの採用がピークを迎えたのは2006年ごろで、以降は低下傾向。逆にコピーレフトではないライセンスは2002年ごろから一定の割合で増加を続け、2011年には一気にその値を増やしている。

説明によれば、最近は単一の企業がプロジェクトを支援するというスタイルではなく、複数の企業が共同でプロジェクトを支援するケースが増えているという。そうして支援したオープンソースソフトウェアを活用して商用プロダクトを開発する。このOSS採用戦略を進めるとなると、コピーレフトであるGPL系ライセンスは都合が悪いことが多く、自然とより緩いOSSライセンスが使用されるケースが増えることになる。

レポートでは複数企業によるOSSプロジェクトの支援、コピーレフトではないOSSライセンスの採用、OSSプロダクトを活用した商用プロダクトの開発と提供といった流れが今後の企業戦略において増えていくだろうと分析している。



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