収録中のスタジオの様子。

西原理恵子と人気マンガ家たちが画力を競うネット中継番組、「西原サンタの人生画力対決 on コミナタTV」が去る12月21日に放送された。この番組はサイバラが、知人のマンガ家に電話やメールで連絡し、その場で出題したイラストを描いてFAXで送ってもらうというもの。

収録当日、すでに軽い酩酊状態で登場したサイバラは、「こんな番組より(同時刻にTV放映中の)『家政婦のミタ』最終回でも見た方がいい」と早速悪態。「ですよねえ。じゃあ1つ目のお題はそれにしましょう」という担当編集者・八巻和弘氏の名アシストにより、最初のお題が「家政婦のミタ」に決まった。

このお題を、サイバラはあらかじめ用意してきたマンガ家たちのメールアドレスに一斉送信。スタジオには有名マンガ家たちによる「ミタ」の似顔絵が続々と到着した。このうち電話の通じたのりつけ雅春、片山まさゆき、コンドウアキ、江口寿史らがサイバラと生トーク。江口は上條淳士、窪之内英策、田島昭宇、高田康太郎と「男子会」中ということで、5人まとめての参加が確約された。

計17通ものイラストが寄せられ、「家政婦のミタ」だけで1時間を消化したところで、続いてのお題。これまたドラマにもなった「妖怪人間ベム」へ。サイバラは届いたイラストを論評するのもそこそこに電話を掛け続け、羽海野チカ、東村アキコ、伊藤理佐に代わり電話を取った吉田戦車ら、豪華な顔ぶれが立て続けに登場した。視聴者数もうなぎ上りで、累積1万人の大台を突破せんという勢いに。

サイバラ家の近所に住むという中学2年生、もなおの参戦も含めて計19通の「ベム」が集まったところで、予定していた2時間が過ぎるも収まりのつかないサイバラ。「水戸黄門もしくは西原サンタ」という最終お題が出され、番組はクライマックスを迎えた。久保ミツロウに続いて電話を受けた森川ジョージからは、「いまミツロウには構わないでやってくれ。アイツほんとにマズいんだ……締め切りが」という年末進行シーズンならではの要望も。

番組は2時間30分を過ぎたところでようやくお開き。最終お題に応えた11通を併せると、掲載できないものも含め計50通以上のイラストが寄せられ、累積視聴者数も1万1500人を超えた。この結果にサイバラもホクホク顏、「焼酎おかわり、濃いいやつ!」というオーダーがスタジオに響く中、中継は幕を閉じた。コミックナタリーではご参加いただいたマンガ家各位に感謝申し上げるとともに、ここに名前を記させていただく。

番組にご参加下さったマンガ家の皆様

青木光恵、石塚真一、伊藤理佐、ウスクラ、羽海野チカ、江口寿史、おおひなたごう、片山まさゆき、上條敦士、窪之内英策、久保ミツロウ、コンドウアキ、須藤真澄、高田康太郎、田島昭宇、寺田克也(不具合により受信できず)、とがしやすたか、野村知紗、のりつけ雅春、東村アキコ、藤沢とおる、村上たかし、本そういち、もなお、森川ジョージ、山田参助、雷句誠、和田ラヂヲ、