米AMD、PCIe 3.0/DX11.1初対応の「Radeon HD 7970」 - 28nmプロセスも初採用

米AMDは22日、28nmプロセスの新アーキテクチャを採用するほか、PCI Express 3.0とDirectX 11.1にも初対応したGPU新モデル「AMD Radeon HD 7970」を発表した。Radeon HDの新シリーズであるHD 7000番台で最初の製品にして、同シリーズのシングルGPUカード最上位の製品でもある。発売日は2012年1月9日で、価格は現時点では判明していない。

「AMD Radeon HD 7970」カード

28nmプロセス、PCI Express 3.0、DirectX 11.1に初めて対応

現行のHD 6000番台を引き継ぐRadeon HD 7000番台で最初のGPU。同社では、今回のHD 7970を含むHD 7000番台のパフォーマンスゲーマー向け以上のラインナップを、「Southern Islands」という開発コードネームで呼称している。ちなみに、GPUチップごとにも異なる開発コードネームが割り当てられており、今回のHD 7970のコードネームは「Tahiti」で、これがSouthern Islandsの最上位。ほか、現時点でHD 7000番台のハードコアゲーマー向け「Pitcairn」、パフォーマンスゲーマー向け「Cape Verde」というチップの存在も明らかにされている。

開発コードネームで「Pitcairn」と「Cape Verde」と呼ばれるチップの存在も明らかに

Radeon HD 7970の主な仕様は、製造プロセスが28nmで、トランジスタ数が約43億個。ストリームプロセッサ数が2048基、テクスチャユニット数が128基、ROP数が32基、コアクロックが925MHz、メモリクロックが1375MHz(データレート5500MHz)。メモリタイプはGDDR5 SDRAMで、容量は3GB、接続バス幅は384bit。補助電源コネクタは8ピン+6ピンの2系統で、消費電力は最大260W以下。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express (3.0) x16。ディスプレイ出力はDVI、HDMI、Mini DisplayPort×2。

ファンシンクも改良が施され、GPUの省電力化と相まって冷却が改善しているようだ。また、引き続きDual BIOSスイッチも備えている

製造プロセスが28nmに微細化されたことからか、トランジスタ数が大幅に増加し、SP数や動作クロックなども全体的に従来ハイエンドのRadeon HD 6970を上回る仕様だが、消費電力に関しては引き下げられている。また、GPUアーキテクチャとして新たに「Graphics Core Next」と呼ばれる新設計を採用しており、演算処理の高効率化が進んだことで、Radeon HD 6970を大きく上回る実行性能を獲得しているという。

「Southern Islands」シリーズの主な特徴

新たなGPUアーキテクチャ「Graphics Core Next」の概要

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