日立ソリューションズは12月21日、米Palo Alto Networksの次世代ファイアウォール「パロアルトPAシリーズ」に対する標的型攻撃対策を行うクラウドサービス「WildFire」とパロアルトPAシリーズの最新版である最小モデル「PA-200」の提供を1月20日より開始すると発表した。

「WildFire」は、パロアルトPAシリーズを通過するファイルをクラウド上の仮想環境「サンドボックス」で実行して振る舞いを調べることで未知のマルウェアを検出し、そのファイルがマルウェアと判断された場合は即座に自動で定義ファイルを発行する。

クラウド型標的型攻撃セキュリティサービス「WildFire」の概要

仮に企業内のPCがマルウェアに感染した場合は、ボットネット検知機能で早期に特定することで被害の拡大を防止するほか、未知のアプリケーションを利用した通信や特定の国との通信を遮断することで重要な情報の流出を防ぐ。

ボットネット検知レポート

次世代ファイアウォール「PA-200」は中堅・中小企業や事業所・営業所向けの次世代ファイアウォールと位置付けられており、安価にもかかわらず高度なセキュリティ環境を提供する。価格は43万4,700円で、別途有償の保守サポートが必要。