札幌市交通局、札幌市中央区、市電の会、クリプトン・フューチャー・メディアの主催によるフルラッピング「雪ミク電車」が19日、通常運行を開始した。前日の18日には内覧会も行われた。

フルラッピング「雪ミク電車」に使用されたのは札幌市電3300形(3303号)

車体前面には「雪ミク」と「もーりす」が描かれた

車体側面の窓の部分に札幌の夜景が

「雪ミク電車」の運行は今回が2回目。23日に藻岩山の観光施設がリニューアルオープンすることを受け、藻岩山と札幌市電の魅力をPRする電車として運行される。

昨年度はハーフラッピングの3300形(3302号)が運行されたが、今回は3300形(3303号)にフルラッピングを施し、「雪ミク」(冬の北海道応援キャラクター仕様の初音ミク)や藻岩山の「もーりす」などが描かれた。車体側面には、藻岩山から眺めた札幌の夜景もデザインに取り入れられている。

車内においても、「雪ミク」と初音ミクを紹介する中吊りポスターが掲出され、窓上には、「雪ミク」による藻岩山の紹介やマナー広告も。車内放送は前回と同様、初音ミクの声優・藤田咲さんによる音声が流れる。18日に行われた内覧会では、「雪ミク」のぬいぐるみやペーパートイも飾られた。

車内の中吊りポスターでは「雪ミク」や初音ミクを紹介している

窓上には藻岩山の紹介やマナー広告も掲出

内覧会用にぬいぐるみやペーパートイも飾られた(通常運転での展示はなし)

「雪ミク電車」は来年3月30日まで、おおむね7:00~18:00の時間帯で運転される(通常運行期間中の車内撮影などは不可)。なお、札幌市電は1月7日より、小学生を対象に藻岩山と札幌市電沿線施設を巡る「市電 DE もいわスタンプラリー」も実施するとのこと。