ゾーホージャパンは12月16日、クラウド型CRMサービス「Zoho CRM」の最新版を提供開始すると発表した。同製品の特徴は、ユーザーインタフェースが大幅に刷新し、ソーシャルCRM「Pulse(パルス)」が搭載された点。

新たなユーザーインタフェースでは、ユーザーが必要とする情報に自然とフォーカスできる見やすいデザイン、ユーザーが期待する動作をシンプルに操作できるユーザービリティが実現されている。

具体的には、従来は画面内のサイドバーに最近使用した項目や予定情報などが常に表示され、重要でない情報も同じフォントやカラーで配置されていたが、。新デザインではこれらをシンプルなアイコンメニューに集約したり、フォントのトーンを抑えたりすることで、ユーザーが必要とするデータが強調され、自然に操作できるデザインへと変更されている。

旧デザイン(上)と新デザイン(下)の比較(リード連絡先の詳細画面)

「Palse」は、Zoho CRMに登録されている取引先や担当者、商談情報など、欲しい情報や興味のある対象をフォローすることで、それらの最新情報や最新の活動内容をFacebookやTwitterのタイムラインのようにリアルタイムで表示する。

これにより、商談や案件のアップデートを毎週の案件会議で情報共有するのではなく、変化が起こった瞬間に共有することが可能にする。逆に、一定期間アップデートがないフォロー対象をピックアップすることもできるため、アクションがない商談をフォローアップする手段としても有効。

Palseの画面

今回、Palseに加え、「Zoho クリエーター」「LinkedIn」「Web通知」「Google カレンダー」との連携機能も追加された。

Zoho CRMは機能と料金の違いで3つのプランが用意されている。無料プランは3ユーザー以内で、プロフェッショナルプランは1ユーザー当たり年間1万7,280円、エンタープライズプランは1ユーザー当たり年間3万6,000円となっている。Palse機能は有料プランのみで利用可能。