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MozillaはFirefox Syncアドオンの公式サポート終了を発表した。以降、Mozillaから公式にFirefox Syncアドオンの開発が実施されることはない。最新機能追加がなくなるほか、同期サービスもどこまで使い続けることができるのかはわからなくなる。Firefox Syncアドオンのユーザは最新のFirefoxへのアップグレードが推奨される。

Firefox Syncはもともとは2007年に「Weave」の名前で実験的な取り組みとして開始されたサービス。途中で「Firefox Sync」と名称を変え、Firefox 4からはブラウザに組み込む形で機能が提供されるようになっていた。Firefox 4以降もアドオンが提供され続けたのはFirefox 3.6系をサポートするため。

しかし、このところブラウザに内蔵されている最新のFirefox Syncと、アドオンのFirefox Syncの機能上の同期を取ることが困難になりつつあったという。開発リソースがその分消費されることになるほか、アドオン版には最新版にあるいくつかの機能が実装されておらず、ユーザの不満の原因にもなっていた。

MozillaはFirefox Syncアドオンの開発を終了し、開発リソースをブラウザに組み込まれたFirefox Sync機能の開発や改善へ集約したい考え。また、Firefox 3.6系から最新のFirefoxへのバージョンアップを促したい狙いもあるものとみられる。