富士通、NEC、アンリツは12月13日、通信速度が従来の2.5倍~10倍である100ギガビット級の通信事業者向け光ネットワーク相互接続インタフェース技術の確立を目指した実証実験を行い、世界で初めて成功したと発表した。

3社は、2010年にITU-Tで国際標準化された100ギガビットEthernetを光ネットワーク上で伝送するための技術「OTN(Optical Transport Network)に準拠したインタフェースの開発を行ってきた。

今回、富士通とNECが通信装置のプロトタイプ、アンリツが測定器を持ち寄り、異なるベンダー装置間で100ギガビットEthernetを収容したOTNインタフェースの相互接続性と基本的な性能の評価を行った。結果、同インタフェースを実装した装置間の相互接続に成功し、さらに100ギガビットEthernet信号のデータ伝送効率を100%で伝送したことが確認された。

同実験の詳細は、12月15日・16日に静岡県三島市で開催され「る第25回光通信システムシンポジウム」で展示される。