米intelは12月12日(現地時間)、2011年10-12月期の業績が従来の予測を下回る見通しを発表した。タイの洪水の影響でハードディスクドライブ(HDD)の供給不足が起こっているためで、第3四半期決算発表時に売上高147億ドル(±5億ドル)、粗利益率65%(±2%)としていた業績予測を、売上高137億ドル(±3億ドル)、粗利益率64.5%(±2%)に引き下げた。

Intelによると、2011年第4四半期のパソコン販売台数は前期比で増加となる見通しだが、HDDの供給不足から世界規模でPC供給チェーンが在庫およびマイクロプロセッサ購入の削減に動いている。同社の予想では、HDDの供給不足状態は2012年第1四半期まで続き、同年の前半中にはHDD供給のボトルネックが解消され、マイクロプロセッサ需要も上昇に向かう。