iPhone版7notesのEvernote高機能連携アドオン、12月中にも公開へ

 

MetaMoJiは、手書きデジタルノートアプリ「7notes mini for iPhone」をバージョンアップし、7notesで作成したノートをEvernoteに送ることができる「Evernote高機能連携アドオン」の提供を12月中にも行う。すでにiPad版「7notes」には提供されていた機能で、iPhoneでも同様の機能が利用できるようになる。

Evernote高機能連携アドオン(画面はiPad版のもの)

7notesは、ジャストシステム創業者である浮川和宣・初子夫妻が設立したMetaMoJiによるデジタルノートアプリ。手書き文字入力システムの「mazec」を搭載し、手書き文字を認識してテキスト化するほか、手書きそのままの文字を入力してノートとして管理することができる。iPad版を皮切りにiPhone版、Android版がリリースされている。

7notesの特徴は、1981年から日本語入力に携わってきた浮川社長らの経験を生かした手書き入力機能。"交ぜ書き"を語源とする「mazec」を搭載することで、漢字とひらがなを交ぜて手書き入力しても、きちんと変換できる。これにより、高速な手書き入力が可能となっている。さらに、テキスト変換せず、手書き文字をそのまま入力する「書き流し入力」機能も搭載。浮川社長は、「人は文章を作成するときに、先まで思い浮かべながら入力しているが、変換作業は、それを引き戻してしまう」と日本語入力の問題点を挙げた。これに対し、7notesは、変換を意識せずに、書いたものがそのまま入力されるため、「変換を忘れて、文章を書くことに集中できる」と利点を述べた。手書き入力後にテキストに変換することも可能で、まずは思いつくまま入力し、後から整理することができる。

今回追加されたEvernote高機能連携アドオンは、7notesで作成したノートをEvernoteに送ることができる機能。作成したノートのテキスト部分だけを保存するのに加え、手書きの文字や絵を含んだ状態の画像データや7notesファイルそのものを同時に保存することも可能だ。

「一発で保存」を選べば、あらかじめ設定しておいたノートブックに、指定のタグを付与した状態で保存できる

一発で保存の設定画面。「一発で保存」を最初に選んだ時に設定することも可能

Evernoteのノートブックやタグを読み込んで、1回ごとに設定することも可能

テキストのみの保存に加え、画像化したノートと7notesファイルを添付して保存することもできる

タップ1回で指定場所に保存することもできるほか、Evernoteのノートブックやタグを指定して保存することも可能。さらに、Evernote側に保存したノートの読み込み機能も搭載する。読み込んだノートに対して7notesの手書き入力を使って編集を加え、上書き保存することもできる。7notesファイルが添付されているノートの場合、そのまま7notesファイルに変更を加えて保存することも可能だ。

Evernoteに保存したノートを読み込むこともできる

「元のノートに上書き」を選べば、編集したノートをそのまま上書き保存できる

Evernote高機能連携アドオンを利用することで、PCやそのほかの環境でも簡単に7notesで作成したデータを確認できるようになる。EvernoteにはOCR機能があり、画像内の手書きを含めた文字を認識して検索できるのもポイントだ。こうした機能は、Evernoteのフィル・リービンCEOらとも意見交換しながら作り上げてきたという。

7notes側でファイルを編集してアップロードすれば、Evernote側でそのまま手書き文字もそのまま確認できる

iPhone版のEvernote高機能連携アドオンは、基本的な機能はiPad版と同等だが、開発が後になった分、いくつかの機能向上が図られているという。例えば記号変換候補が拡充され、「さんかく」と入力した際に、さまざまな三角形の記号が表示されるようになった。ギリシャ文字や記号をカタカナ入力で変換できるようになった点も新しい。なお、iPhone版7notesでは、単純にEvernoteにテキストを送信する「Evernoteに送る」機能がなかったが、バージョンアップで追加される。

iPhone版のEvernote高機能連携アドオン。「一発で保存」などの機能はそのまま

丸付き数字や記号の変換候補を拡充

ペンの交換が素早くできるUIの変更などは、iPad版と同等

画面下の灰色の領域が自動スクロールの反応領域幅で、iPad版は3段、iPhone版は2段まで拡大できるようになった

従来はひらがなでしか変換できなかったギリシャ文字がカタカナでも表示されるように。より自然な入力で変換できるようになった、としている

iPhone版7notesとEvernote高機能連携アドオンは12月中旬以降、アップルの審査がおり次第ppStoreで公開する。iPad版と同様に、有料のアドオンとなる。このほか、Android版7notes向けのEvernote高機能連携アドオンも開発しており、年明けをめどに公開する予定となっている。

iPad版の7notesには、1タッチで手書きした文字を英語として認識する「英語認識アドオン」も搭載。特に米国人の中には、独特のアルファベットの書き方をする人もいるが、浮川社長はそうした人の字でも英語できちんと認識できると話し、「日本人のように丁寧な字ならだいたい大丈夫」と自信を見せる。こうした高い認識精度と予測入力による高速な入力機能を武器に、すでにすでに123カ国のAppStoreで販売している7notesの、さらなる拡販を目指していく。

英語認識アドオンを使った英語の認識。書き崩した英単語でも認識し、予測入力も充実させた

関連リンク

MetaMoJi、手書きデジタルノート「7notes」のAndroid版を販売開始 (2011年10月21日)
MetaMoJi、iPhone用デジタルノートアプリ「7notes mini」の無償版を提供 (2011年09月30日)
MetaMoJi、iPhone用デジタルメモアプリ「7notes」の英語版を世界市場に投入 (2011年08月04日)
MetaMoJi

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