日立製作所は12月5日、東武鉄道と東武タワースカイツリーが建設中の「東京スカイツリータウン」向けに、SaaSの形態で提供する環境情報管理サービス「EcoAssist-Enterprise-Light」を受注したと発表した。同サービスは、2012年5月22日の東京スカイツリータウンの開業とともに稼働を開始する予定。

「東京スカイツリータウン」全景イメージ

同サービスは、日立のデータセンタからWeb経由で提供するクラウドサービスの1つで、電力使用量、ガス使用量等に代表されるエネルギー情報や、廃棄物などの資源情報など、環境パフォーマンス情報の本格的な収集・管理機能を、短期間で導入することができる。

同サービスは、東京スカイツリータウンのBEMS(Building and Energy Management System)などと連携させることでエネルギー使用に関する最新の情報を正確に取得が可能になり、短時間で街区やテナント別に東京スカイツリータウンにおけるエネルギー使用状況を把握することを実現する。

エネルギー使用情報は、水族館やドームシアターなど全310店舗のテナントなどにおいて、特別な端末を使用することなくWeb経由で閲覧できるため、各テナントでの継続的な省エネ対策の改善や省エネ活動の推進を支援できる。

また、課金対象となるエネルギーの使用データが可視化されるため、請求書の詳細情報を確認できるほか、光熱費の削減にもつながる。

「EcoAssist-Enterprise-Light」の概要