女優の松雪泰子が1日、都内で行われたABC創立60周年記念スペシャルドラマ『境遇』(ABC・テレビ朝日系 2012年1月3日 21:00~23:06)の制作発表記者会見に出席した。

ドラマ『境遇』の制作発表記者会見に出席した松雪泰子(左)とりょう 拡大画像を見る

同ドラマは、人気ミステリー作家・湊かなえがドラマのために書き下ろした小説を、映画『沈まぬ太陽』の若松節朗監督が演出したヒューマンミステリー。主人公は、親友であり親に捨てられたという共通点を持つ主婦の陽子(松雪泰子)と地方紙記者の晴美(りょう)。陽子の幼い息子が誘拐されて脅迫状が届く中、陽子に助けを求められた晴美は奔走する。

主演の松雪は「湊さんの傑作を若松監督の下、素晴らしいキャストの皆さんとロケ地の松本で6月から1カ月間撮影を行ってきました。皆様には自信を持ってお届ける作品だと思っております」とあいさつ。初共演となったりょうについては「同い年で共演する機会があったらな~と思っていました。ドラマでは親友の役でしたが、凄く自然に演じることが出来てとても楽しい撮影でした」と息もぴったりだった様子。一方のりょうも「松雪さんは正統な役からマニアックな役まで幅広く演じられていて、素晴らしい女優さんだと思っていました。実際にお会いしたらとても品のある方で、上品な方だからこそ色んな役が出来るんだな~と思いました」と絶賛。自身が演じた役については「複雑に絡む感情の表現が面白くて、楽しい役でした」と充実感をにじませた。

その2人が大好きな女優だと明かしたいしだあゆみは、陽子の前に現れる謎の女性・橋本弥生役。「お母さんの役ではありませんでしたが、母親に近い役を演じさせてもらい嬉しかったです」と笑顔だった。