ビットアイルは12月1日、クラウドコンピューティングサービス「サーバオンデマンドNEXT(以下、SOD-NEXT)」に、顧客の既存物理環境から簡単/低価格で移行できる「クラウド移行支援パック」をオプションサービスとして追加し、同日より提供を開始したと発表した。提供価格は、移行対象物理サーバ1台目34万円、2台目以降1台あたり5万5000円(いずれも税別)となる。

「クラウド移行支援パック」は、SOD-NEXTを利用する顧客向けに、既存の物理サーバ環境からクラウド環境へ移行できるPtoV(Physical to Virtual)作業をパッケージとして提供するもの。本サービスにより、従来、多大な手間とコストを必要とした、物理環境からクラウド環境へのシステム移行を手間なく安価に実施することができる。

「クラウド移行支援パック」利用イメージ

移行先となるSOD-NEXTは、システム基盤を同社が24時間、365日体制で運用するため、顧客の運用負荷は大幅に軽減されるとともに、データセンタの充実した電源環境をはじめとする稼働環境、サーバの冗長化、ストレージの冗長化などにより、既存システムと比べてダウンタイムと障害対応時間を大きく削減するという。同社は、東日本大震災により見直されているBCP(事業継続計画)の対応にも有効としている。