Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

半年といった周期でメジャーリリースを実施しているLinuxディストリビューションは、同梱しているアプリケーションに関して基本的にメジャーアップグレードに対応しないケースが多い。バグ修正やセキュリティフィックスには対応するものの、メジャーアップグレードについてはディストリビューションの次のバージョンで対応という方針がとられている。メ

しかし最近ではこのポリシーが適用しにくいアプリケーションが登場している。短周期リリースを採用したブラウザだ。ChromeとFirefox、さらにはThunderbirdあたりがその代表格となる。特にデフォルトのブラウザとして採用されることが多いFirefoxに関しては問題だ。FirefoxはChromeと同じく、6週間ごとのメジャーアップグレードモデルへ移行している。Linuxディストリビューションがサポートするアプリケーションとして単一のメジャーバージョンだけサポートするということは、少なくとも6週間後にはサポートされないブラウザをデフォルトで採用するということになる。

どうやら少なくともUbuntuは、こうしたFirefoxの短周期リリースに対応していく方向へポリシーを変更したようだ。アップデートマネージャー経由でアップデートを実施すると、Firefoxが7から8へアップグレードされることを確認できる。

Ubuntu 11.10のアップデートに表示されたFirefox

日本語パッケージもアップデート

アップデート実施前のUbuntu 11.10 Firefox - 7.0.1がインストールされている

アップデート実施後のFirefox - 8.0へメジャーアップグレードされている

これまでメジャーアップグレードは実施しない方針を採用してきた他のLinuxディストリビューションも今後同様の対応を取る可能性がある。