Chrome、ANGLEがOpenGL ES 2.0にフル対応 - WindowsのWebGL環境を強化

Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは11月28日(米国時間)、ANGLEがOpenGL ES 2.0の試験をクリアし、OpenGL ES 2.0互換実装であると認定されたことを発表した。Googleはこれを重要なマイルストーンだと認識しており、事実、これはChromeのみならず、Windowsで動作する主要ブラウザにとってWebGL普及の上で重要な役割を担うものと見られる。

現在のWebGLはレンダリングにOSで提供されているOpenGL 2.0のドライバを使用している。このため、OpenGLが有力な3DレンダリングAPIであるMac OS XやLinux/FreeBSDなどではWebGLを利用できる環境が多いことになるが、WindowsはDirect3Dを採用しており、WebGL対応は弱い状況にある。

ANGLEはこうした状況を打開すべくGoogleが開発をはじめたOSSプロジェクト。OpenGL ES 2.0互換のレイヤを提供し、内部でDirect3D APIへ変換して処理を実行する。発表された2010年3月時点ではOpenGL ES 2.0 APIのサブセットを実装していたレベルだったが、今回「OpenGL ES 2.0 API互換」であると認められたことは、ANGLEを他のブラウザが採用しやすくなったことを意味している。

ANGLEを利用した場合、WindowsにおいてもOpenGL ES 2.0 APIで開発されたWebGLリソースをそのまま実行できるようになる。ANGLEは2条項BSDライセンスのもとで公開されており、他の主要ブラウザも取り込みやすくなっている。GoogleはANGLEを普及させることでWebGLが使用できるプラットフォームを拡充させたい狙いがあるものとみられる。

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