ジャストシステムは11月28日、検索システムの新版「ConceptBase Enterprise Search 2.1」を発表した。企業内のファイルサーバーに散在する膨大なデータの中から、素早く目的のフォルダやファイルを見つけ出す「フォルダーナビゲーター」が新たに搭載されている。

ConceptBase Enterprise Searchは、同社が独自開発した検索方式「NL-Vgram」を採用した社内検索システム。検索もれとノイズが少ない高い検索精度と、「ATOK」や「一太郎」で磨きをかけたユーザビリティの高いインタフェースが特徴とされている。

新版では、スマートフォン専用のUIが用意されたほか、上記のフォルダーナビゲーターが新たに追加されている。フォルダーナビゲーターの主な特徴としては、以下の3点が挙げられている。

  • Active Directoryと連携して、検索対象に指定したファイルサーバーの中から、ユーザーがアクセスできるフォルダがツリー表示される
  • 検索時にヒット文書があるフォルダだけを絞り込んで強調表示
  • ヒット文書と、それを格納しているフォルダが同じ色でハイライト表示される

ConceptBase Enterprise Search 2.1は、登録可能文書の制限がない800万円/1サーバのエディションのほか、500万円/1サーバで300万文書まで登録できる「Workgroup Edition」、200万円/1サーバで75万文書まで登録できる「Basic Edition」の3種類が用意されている。発売予定日は2012年1月16日。