シャープが次世代iPhone/iPad向け液晶パネル供給を開始か - 米報道

iPad 2

次世代iPadのサプライヤの1社としてシャープが加わったと、米Wall Street Journalが11月24日(米国時間)に関係者の話として報じている。供給されるデバイスは来年発売が予定されている次世代iPadに使用されるもので、同社亀山工場で同デバイス向けの液晶パネルの生産を行うことになるようだ。現在、iPadの液晶パネルは主に韓国LG Displayからの供給を受けているが、こちらも引き続きサプライヤに留まるとAppleは説明しているという。

シャープがApple向けに液晶パネルの生産ラインを用意していることは以前より伝わっていたが、それは主に次世代iPhone向けのもので、今回新たにiPad向けにもパネルを供給する計画であることがわかった形となる。直前の決算でAppleが発表したiPhone/iPadの販売台数はアナリスト予測を下回るものだったが、引き続き市場の需要は大きく、今期はiPhone新製品発売直後ということもあり、爆発的な伸びが期待できるだろう。Appleとしては安定的に部品の供給が行えるよう、サプライヤの数を増やし続けており、今回の話もまたこうした供給安定化策の一環にあるとみられる。

一方でAppleは同社製品向けの最大のサプライヤであるSamsung Electronicsとは最大のライバル関係でもあり、現在両社は世界各地で訴訟合戦を繰り広げている。Appleが液晶サプライヤとしてシャープを新たに選定したのも、こうした訴訟合戦が背景にあるという見方もある。だがWSJの報道では、Samsungプレジデント兼COOのLee Jae-yong氏の言葉として、Apple CEOのTim Cook氏と2013-2014年にかけて同社に部品を供給し続ける延長契約を結んだとのコメントを紹介しており、同社が引き続きサプライヤのポジションに居続けるとの見方を紹介している。

なお、現在の亀山工場のラインはTV向けの大型液晶の生産に特化しており、モバイルデバイス向けの小型液晶の出荷の開始は今年中に行われることになるという。

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