Chrome、V8エンジンで劇的な性能改善実現 - Opera Nextも追従

Google Chrome runs web pages and applications with lightning speed.

Googleは最新のChrome開発版においてV8エンジンの性能を改善し、インタラクティブ的な動作に特化したWebアプリケーションやHTML5におけるパフォーマンスが大幅に向上したと発表した。インクリメンタルガベージコレクタが新しいものに置き換わっており、GCに起因する一時停止問題がかなり軽減されたと説明がある。

HTML5技術で実現できる内容が増えたことから、最近ではとくにインタラクティブ性を重視したグラフィカルなWebアプリケーションが登場しはじめている。こうしたアプリケーションにおいてはJavaScriptのガベージコレクタに起因する一時停止がこれまでは問題視されていた。GCが動作する段階で画面が一時的に停止したように表示される問題だ。

V8の従来のGCの停止時間は使用するメモリ量に依存していたため、多くのメモリを消費することになるインタラクティブアプリケーションでは頻繁にカクカクとアプリが停止するような動作を見せていた。今回開発版に投入された新しいV8はピーク時の性能を保ったまま、停止時間の短縮化を実現している。

Chrome 17.0.948.0でストレステストを実施した場合、ときどきもたつく程度で、かなりスムーズに動作することを確認できる。

Chrome 15安定版でストレステストを実施するとはっきりと違いがわかる。定期的にカクッ、カクッと動作が停止する。

Firefox 11ナイトリー版で実施。Chrome 15安定版ほどひどくはないが、時々止まっているのが確認できるくらいにはカクッっとなるときがある。

Opera 12.00aplha1155で動作させた場合。とても滑らかにレンダリングする。Chrome 17開発版以上にスムーズに動作し、もたつく感じもない。

Chrome 17開発版、Chrome 15安定版、Firefox 11ナイトリー、Opera Next 12.00で動作を確認すると、たしかにChrome 17はChrome 15と比較してかなりスムーズに動作することを確認できる。しかし、同ストレステストを実施した限りでは、ユーザ体験としてはOpera Nextの方がもたつきがなくスムーズに動作している印象を受ける。JavaScript GCについては各ブラウザベンダが熱心に開発を進めており、改善が劇的な速度で進んでいることがわかる。

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