没入型のUIはPCには不要!? 広がる「Linux Mint」人気

The purpose of Linux Mint is to produce a modern, elegant and comfortable operating system.

DistroWatch.comの報告によると、Linuxデスクトップユーザの関心がUbuntuから「Linux Mint」へ移っているようだ。特にGNOME ShellやUnityがデフォルトのUIになってから、従来のUIを求めてLinux Mintへ移行するユーザが増えている。

人気のあるLinuxディストリビューション「Ubuntu」はデフォルトのUIをUnityと呼ばれるタブレット風のUIへ変更した。同時期、GNOMEもGNOME Shellと呼ばれる同様のタブレットデバイスを意識したUIへ移行している。このため、GNOME 3系を採用したディストリビューションはデフォルトのUIがタブレット風のUIへ変わりつつある。

ユーザの中にはこうしたUIの変更を良としない向きもある。そうしたユーザが注目しているのが「Linux Mint」だ。従来通りのボトムパネルにアプリケーションメニュー、ウィンドウリスト、システムトレーなどが集約されている。Linux Mintのアプリケーションメニューは工夫されておりなかなか扱いやすい。

Linux Mint 11 - 特徴的なのはボトムパネルとアプリケーションメニュー。

Windows XPのようなタスクバー指向のUIを好む場合、Linux MintのUIは希望に沿いやすいものといえる。

Linux Mint 12 RCでも同様のUIが利用できるようになっている - この例はGNOMEをクラシック表示した場合。

GNOMEクラシックモードで動作している場合にはUIはGNOME2の時代のUIに近い。

こうしたLinuxディストリビューションのUIは主軸となるデスクトップ環境の開発に大きく影響を受ける傾向がある。GNOMEは現在3系が開発対象となっており、今後2系の開発は進められない。このため、サポートや修正などを考えるといつまでもGNOME 2系を使い続けるわけにはいかず、いずれはGNOME 3系へ移行する必要がある。

そこでLinux Mintが採用したのは、GNOME 3の技術をベースに従来のLinux MintのUIを提供するという方法だ。このレイヤはMGSE (Mint Gnome Shell Extensions)と呼ばれている。MGSEをすべて無効にすると通常のGNOME Shellとなる。最新技術は採用しつつ、UIは従来通りのものと提供するというアプローチは、UbuntuやFedoraとは方向性が異なっており興味深い。



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