東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道、JR東日本福島支店は22日、「AIZUマウントエクスプレス号」の一部列車を東武日光駅まで、「お座トロ展望列車」を鬼怒川温泉駅まで延伸する計画を明らかにした。

来春をめどに、「AIZUマウントエクスプレス」(写真左)は東武日光駅へ、「お座トロ展望列車」(同右)は鬼怒川温泉駅へ延伸する計画という

「AIZUマウントエクスプレス号」は現在、東武線の鬼怒川温泉駅よりJR会津若松駅まで(一部列車はJR喜多方駅まで)運転。「お座トロ展望列車」は会津鉄道の会津田島駅より会津若松駅まで運転されている。ともに会津鉄道の車両を使用している。

「AIZUマウントエクスプレス号」の延伸により、世界遺産である日光と、歴史情緒あふれる会津若松が乗換えなしで結ばれる。「お座トロ展望列車」も鬼怒川温泉駅まで延伸され、車窓に広がる山々の春の芽吹きや秋の紅葉などを、体全体で感じられるようになる。沿線は鬼怒川温泉をはじめ、川治温泉、湯西川温泉、湯野上温泉、芦ノ牧温泉などもあり、"列車温泉旅"も楽しめる。

両列車の延伸については、来春をめどに計画が進められており、運転開始時期や時刻などは、「決まり次第、お知らせいたします」とのこと。