阿武隈急行は12月1日からの通常ダイヤでの運行再開を受け、記念券セットを限定1,000セット、フリー乗車券を限定1,000枚、それぞれ販売開始する。同社からは「GO! かくだ切符」も発売中。

「実りの秋」と呼ぶにふさわしい風景の中を、阿武隈急行の電車が走る

同社が運営する阿武隈急行線は、福島~槻木間を結ぶ54.9kmの路線。東日本大震災で被災し、5月16日に全線復旧するも、これまで臨時ダイヤによる運行を余儀なくされていた。

12月1日からの完全復旧を記念し、同日より販売開始する記念券セットでは、オリジナルの封筒と台紙(ともにA5サイズ)に、7種類の記念券や梁川駅の入場券がセットされた。限定1,000セットを用意し、価格は1,000円。予定数が売切れ次第、販売終了となる。

限定1,000枚発売されるフリー乗車券は、券面指定の1日に限り、阿武隈急行線全線が乗り降り自由となる。同乗車券の購入は1人10枚までとなっており、発売期間は12月1~31日。価格は1,000円で、こちらも予定枚数に達し次第、販売終了に。

なお、阿武隈急行では、装いを新たにした「GO! かくだ切符」も発売されている。

「GO! かくだ切符」

同乗車券は、沿線にある梁川天神社(やながわ希望の森公園前駅より徒歩5分)と角田天神社(角田駅より徒歩8分)で祈祷を受けており、「GO! 角田(かくだ)」と「合格だ」をかけて合格祈願の縁起をかついだ。お守りの形をした乗車券で、やながわ希望の森公園前駅から角田駅まで乗車できる。

キーホルダーやストラップも同時発売される予定で、「GO! かくだ切符」と同様、両方の天神社で祈祷を受けているとのこと。乗車券、キーホルダー、ストラップの価格はいずれも590円となる。