アイ・オー・データ機器は16日、最大約90MB/sの高速転送が可能なLAN接続型HDD「HDL-A」シリーズを発表した。発売は12月上旬より。価格(税別)は1TBモデルの「HDL-A1.0」が25,300円、2TBモデルの「HDL-A2.0」が30,600円。

「HDL-A」シリーズ

新型チップの搭載により、最大転送速度が約90MB/sに向上したシングルドライブNAS。インターネットを経由して、PCやスマートフォンなどから動画/写真/音楽/文書ファイルの再生が可能。アプリは不要でブラウザベースでアクセスできる。クライアントの最大ユーザー数/グループ数/グループメンバー数はいずれも「100」。同時接続台数に制限はない(Mac OS Xは16台まで)。

また、東芝「レグザ」や日立製作所「Wooo」といったテレビから録画番組のダビングが可能。「スカパー! HDチューナー」は録画に対応。ブルーレイレコーダーは、東芝「レグザブルーレイ」とパナソニック「ブルーレイディーガ」で録画番組のムーブに対応する。保存した録画番組は、DTCP-IP対応の機器で再生可能。PCでは、無償ダウンロード提供される「DixiM Digital TV plus for I-O DATA」をインストールすることで、PCでもネットワーク経由で録画した番組を再生できる。

添付ソフトは、バックアップソフト「Easy Server LE」、2つのフォルダの内容を一致させるデータシンクソフト「Sync with」など。Mac OS Xの自動バックアップ機能「TimeMachine」にも対応する。

インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN。USB 2.0×2ポートも搭載し、USB外付けHDDの増設が可能。2台までのUSB機器をネットワーク内で共有する「net.USB」機能も備える。そのほか、HDDの回転を自動停止する省電力モード、Wake on LAN、FTPサーバ、Active Directoryによるユーザー管理機能を備える。

本体サイズは約W45×D138×H168mm、重量は約1.2kg。対応OSはWindows XP/Vista/7、Windows Server 2003 SP1、Windows Server 2003 R2(Standard/Enterprise)、Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2(Standard/Enterprise、SuperCoreモードは非対応)、Mac OS X 10.5~10.6。対応ブラウザはInternet Explorer7.0以降、Safari 3.0以降。

長期保証と有償保守サービスへ加入できる法人向けモデルも用意される。価格は「HDL-A1.0」が27,400円、2TBモデルの「HDL-A2.0」が32,800円。

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