JR東日本仙台支社は15日、石巻線・東北本線経由で石巻~仙台間を結ぶ直通快速列車の運行を発表した。12月1日より、平日の朝に運転される。

石巻~仙台間の直通快速列車は、キハ110系2両編成で運転されるという

石巻~仙台間のメインルートといえる仙石線は東日本大震災で被災し、高城町~矢本間で運転見合わせに。現在は高城町駅の1つ手前、松島海岸駅から矢本駅まで代行バスが運転されている。本年度内に陸前小野~矢本間の運転を再開する予定だが、仙石線経由の場合、2度の乗換えが必要になるのが現状で、道路事情による遅れも見込まれるなど不便な面もあった。

12月1日より運転を開始する直通快速列車は、キハ110系による2両編成で運転されるという。石巻線の石巻駅を朝6時43分に発車し、石巻線と東北本線をノンストップで走行して、仙台駅には7時59分に到着。現在の仙石線を利用した場合と比べて、所要時間が約30分短縮される。

石巻~仙台間の直通快速列車は、12月1日以降、土休日および12月30日、1月3日を除く平日朝に運転される。なお、下り列車の運転についても現在検討中とのこと。