岡田将生と榮倉奈々

映画『アントキノイノチ』主演の榮倉奈々と岡田将生が、10日、東京・丸の内ピカデリーで行われたラブレターツリー設置セレモニーに出席した。

一般公募で集めたハート型のラブレターが飾られたクリスマスツリーの前で行われたセレモニーでは、それぞれのお気に入りのラブレターを紹介。岡田は「恥ずかしい……」と赤面しながら、いつも一緒にいる恋人へのラブレターを読み上げ、「"当たり前"って大切なことなんだなって最近思います。僕も居心地がいい人と一緒にいれたらいいなと思う」とはにかみ、榮倉は母親が子供に宛てたラブレターを紹介し、「自分の子供なので、まさに"運命の人"だなと思います」と感慨深げに語った。MCがラブレターについて聞くと、岡田は「ラブレターというか、ファンレターは時間がある時に読んでます。すごく元気をもらう」と話すと、榮倉も「移動中に読んだりしてて、勇気づけられますね」と笑顔で語った。

イベント中、岡田から榮倉にサプライズでクリスマスプレゼントが贈られ、榮倉が感涙する場面も。岡田が「撮影を2月からずっと一緒にやってきて、榮倉さんにはすごく助けられました。また違う作品でも出会えたらいいなと思います。ありがとうございました」と感謝の言葉と共にプレゼントの"スノードーム"を手渡すと、榮倉は「えー、何!? 恥ずかしいー」と言いながらも瞳を潤ませ、「岡田さんは色々なものを背負っている役柄だったので大変だったと思うけど、一緒に強い思いを伝えようと頑張ってきたので、本当にうれしいです。ありがとう」と涙を拭った。

映画『アントキノイノチ』は、高校時代のある事件がきっかけで、心を閉ざしてしまった杏平(岡田)が「遺品整理業」という仕事を通して、ゆき(榮倉)と出会い、次第に心を通わせていくが、ゆきは衝撃的な過去を杏平に告げて、姿を消してしまう――というストーリーで、心を閉ざす2人が、失われた命や遺されたモノに触れることで、生きる勇気を取り戻していく様を描いている。原作は、さだまさしの同名小説(幻冬舎文庫刊)で、監督を映画『ヘヴンズ ストーリー』などの瀬々敬久が手掛ける。19日から全国公開。

岡田からのサプライズプレゼントで榮倉は瞳を潤ませていた