NECは、IC運転免許証に登録されたICチップ内容の改ざんの有無を、顔写真自動照合機能を利用して確認できるパッケージ「NeoFace(ネオフェース) for 本人確認リーダー」を実用化し、販売を開始すると発表した。出荷開始は、2012年3月の予定。価格はオープン。

「NeoFace(ネオフェース) for 本人確認リーダー」

この製品は、都道府県の公安委員会が提供するICチップ内容の公開鍵を利用し、ICカードリーダから読み込んだICチップ内容の改ざん有無を確認でき、スキャナで読み込んだIC運転免許証の顔写真と、ICチップの顔写真を自動照合し、IC運転免許証が偽造されていないかを確認することができる。同社によれば、ICチップの顔写真の自動照合は業界初だという。

また、スキャナは、オプションで約1万2千種類ある健康保険証の自動券面スキャニングにも対応しており、契約申込などの入力作業の効率化や、申込書類の電子化を実現する。