Microchip Technologyは、同社初の計装アンプ「MCP6N11」を発表した。

同計装アンプは、同社独自の「mCal技術」を採用し、低い初期オフセット電圧とオフセットドリフト制御を可能にする内蔵校正回路によって、時間が経過し温度が変化しても高い精度を保つことが可能。

ゲイン帯域幅積500kHzを達成しながら消費電力を低く抑えることが可能な低消費電力CMOSプロセスを採用したほか、省電力効果を高めるためのハードウェア シャットダウン ピンも備えている。

1.8V電圧動作の動作が可能であり、1.5Vバッテリ2個が劣化しても動作可能だ。また、低電圧動作時でも、レールツーレール入出力動作によってフルレンジが利用可能だ。

さらに、低消費電力動作/シャットダウン機能により、一定の速度と動作条件での所要電流が低く抑えられる結果、バッテリ寿命を延長でき、発熱を抑制できるほか、レールツーレール入出力での低電圧動作は、ダイナミックレンジの拡張ができ、全動作電圧レンジにわたって性能が向上できるよ同社では説明している。

なお、同製品は、1万個単位で注文可能で、8ピンSOICパッケージと8ピン2mm×3mm TDFNパッケージで提供される。

Microchip初の計装アンプ「MCP6N11」