パナソニック サイクルテックは1日、電動アシストサイクルの2012年モデルを発表した。ラインナップは、U字型フレームを採用する「ビビ・EX」「ビビ・DX」「ビビ・DX・スペシャルデザイン」「ビビ・SX」と、スタッガード形フレームを採用する「ビビ・SX・シティ」「ビビタフネス」「ビビ・DX・シティ」の7車種。ビビタフネスとビビ・DX・シティが1月5日発売で、他の6車種は12月1日に発売される。U字形フレームのモデルは24インチ/26インチの2サイズ(ビビ・DX・スペシャルデザインは26インチのみ)で、スタッガード形フレームのモデルは27インチのみ。価格はビビ・EXが135,000円、ビビ・DXが109,000円、ビビ・DX・スペシャルデザインが112,000円、ビビ・SXが97,800円、ビビ・SX・シティが97,800円、ビビタフネスが135,000円、ビビ・DX・シティが109,000円となっている。

12Ahの大容量バッテリーを採用する「ビビ・EX」

スタッガード形フレームの「ビビ・SX・シティ」

同社の電動アシストサイクルは、特性に優れたリチウムイオンバッテリーの採用が大きな特徴だ。昨年モデルより、12Ahの大容量モデルが追加されており、より長距離走行が可能となった。2012年モデルでは、ビビ・EX/ビビタフネスが12Ahのバッテリーを採用。ビビ・DX系には8Ahのバッテリー、低価格モデルのビビ・SX系にも5Ahのバッテリーが採用されている(昨年モデルでは、低価格ラインのビビ・SS系には3.1Ahのバッテリーが採用されていた)。充電可能回数は700回~900回だ。

2012年モデルでは、新たに2年間のバッテリー保証が付されている。内容は、販売後2年以内・充電回数700回以下という条件で満充電時の容量が当初の50%以下に劣化した場合、無償で修理などの対応を行うというものだ。

もうひとつの特徴として、パナソニックの家電製品でおなじみの「エコナビ」が新たに採用されている。エコナビは、センサーにより電力消費を抑える機能の総称だが、製品種別によってその内容は異なる。電動アシストサイクルで用いられているエコナビは、ペダルを踏む力とアシスト力、速度を検知して、一定の速度を超えた場合にアシスト力をセーブするというもの。従来から同社の電動アシストサイクルで採用されているオートマチックモードやエコモードでの走行プログラムをブラッシュアップした機能ともいえる。

オートマチックモードでの走行距離は、12Ahバッテリーを搭載するビビ・EXで48km(昨年モデルでは46km)、8Ahバッテリーを搭載するビビ・DXでは33km(昨年モデルでは32km)となった。さらに従来モデルで3段階だったバッテリー残量表示は、2012年モデルではパーセント表示に変更(ビビ・SX/ビビ・SXシティは5段階のLED表示)。エコの“見える化”も実現している。