米Googleは10月27日(現地時間)、ベータ公開中のソーシャルサービス「Google+」のアップデートを発表した。「What’s Hot on Google+」「Google+ Ripples」「Google+ Creative Kit」などの新機能を追加。またGoogle Appsユーザーにも解放され、独自ドメイン名でもGoogle+を利用できるようになった。

What’s Hot on Google+は、Google+コミュニティで話題を集めているコンテンツを教えてくれる機能だ。各ユーザーのメインストリームに現れるWhat’s Hotのメニューバーから話題のコンテンツにアクセスできるほか、What’s Hot専用のストリームも用意されている。

Google+ Ripplesは、公開されているポストがGoogle+コミュニティ全体で共有されてきた様子を可視化する機能。投稿のメニューバーから「View Ripples」を選択すると、共有しているユーザーとサークルを円のつながりで表したグラフと、時間軸で共有数の変化を表した折れ線グラフが現れる。小さな円をクリックするとサークル/ユーザーの詳細が分かるぐらいに拡大され、折れ線グラフの時間軸の下に配置されたスライダーを動かすと共有の変化をアニメーションで確認できる。

公開コンテンツを共有している人やサークル、また公開からこれまでの共有ペースを視覚的かつインタラクティブに確認できるGoogle+ Ripples

Google+ Creative Kit (クリエイティブキット)は、現時点では写真編集機能だ。写真を開いて「編集」から「クリエイティブキット」を選択する。自動修正、トリミング、回転、露出調整、色調整、シャープ、リサイズなどの編集機能と、25のエフェクトを利用できる。テキストの追加も可能。また季節限定だと思われるが、今はハロウイン用の効果も用意されている。

クリエイティブキットを使って、ポストした写真を1960年代風に加工

これまでGoogle+の利用は、×××@gmail.comでサインインする一般のGoogleアカウントに限られていたが、提供範囲がGoogle Appsアカウントに広げられた。Google Appsは企業または学校・教育機関がGoogleのクラウドサービスを活用するためのサービスだ。無償版を契約して独自ドメイン名でGoogleのサービスを利用しているグループや個人ユーザーも多い。Google Appsアカウントの場合は管理者がダッシュボードでGoogle+を有効にすると、各ユーザーがGoogle+利用できるようになる。