インターコムは、IBMメインフレームの専用端末と同等の機能をiPad上で動作させるためのiPad用端末エミュレーターアプリ「FALCON 3270 for iPad」 シリーズを新開発し、10月21日より販売を開始すると発表した。

「FALCON 3270 for iPad」の画面

「FALCON 3270 for iPad」シリーズは、今年の3月に発売したAS/400向けのホストアクセス ソリューション「FALCON 5250 for iPad」に続く、日本語版3270ホストアクセス ソリューションのiPad専用アプリ。IBMメインフレームへ無線LANやインターネットを使って接続、モバイル環境でのホスト端末業務を実現する。インターネットの接続ではSSL通信に対応し、外出先からホストアクセスを実現する。

コマンド入力や3270固有のホストキー入力など3270系端末の基本機能に対応し、Bluetooth対応のキーボードやハンディターミナルと連携した入力操作などの機能も搭載する。

対応端末はiPad/iPad2で、接続形態はTN3270接続(Telnet)、対応ホストはSystem z9、zSeries、S/390。

プログラムは、App Storeよりダウンロード可能で、価格はコーポレイトエディションが4,800円。一部機能が制限されるFREE版もある。

制限される機能は、続先ホストは1か所しか設定できない、ホットスポットの設定は1セットのみ(キー操作は5つまで)、操作画面のツールバーは「Cancel」「Enter」のみ利用可、仮想キーボードの利用可能なキーが相当数制限。

今後は、富士通メインフレームや日立メインフレームに対応するiPad向けホストアクセスソリューションについても、順次商品化を検討していくという。