京王井の頭線3000系車両が12月をもって引退することを受け、京王電鉄は11月3日より「ありがとう3000系フェスタ」を実施する。11月20日には、富士見ヶ丘車両基地でのイベント(事前応募制)も開催するとのこと。

最盛期は145両が活躍した3000系(1988年撮影。写真提供:京王電鉄)

現在、3000系は10両のみが残る(写真提供:京王電鉄)

「ありがとう3000系ロゴ」

3000系車両は1962(昭和37)年に登場した同社初のステンレス車両。先頭車正面の上半分のカラーが編成ごとに異なり、7色のレインボーカラーで井の頭線のイメージを確立した車両だった。最盛期は145両が在籍したが、現在は1000系への置き換えが進んでおり、在籍車両数は10両となっていた。

「ありがとう3000系フェスタ」では、11月3日(木・祝)と6日(日)、13日(日)の3日間限定でヘッドマーク付きの電車が運行される。また、井の頭線の渋谷駅、駒場東大前駅、永福町駅、富士見ヶ丘駅、吉祥寺駅の計5駅で記念スタンプを設置。各駅とも絵柄の異なるスタンプが用意されており、11月3日から12月4日まで設置される。

11月20日に富士見ヶ丘車両基地内で行われるイベントでは、3000系車両が展示されるほか、車両内パネル展や思い出トークショーも行われる。

イベントは3回に分けて実施され(1回目9:00~11:00、2回目11:30~13:30、3回目14:00~16:00)、それぞれ700名ずつ参加できる。参加費は無料で、往復はがきによる事前の申込みが必要に。応募者多数の場合は抽選となる。