アクサ生命保険は17日、公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンが今秋から本格展開する、東日本大震災の被災地域の"絆"の回復を目指した活動を支援すると発表した。

ケア・インターナショナル ジャパンは、世界有数の国際協力NGOであるCARE International(国際ケア機構)の日本事務局で、発展途上国や紛争地域における人道支援を活動の中心としている。

ケア・インターナショナル ジャパンでは、今回の東日本大震災による被害の甚大さを鑑み、日本においても、現在岩手県沿岸地域を中心に支援活動を展開。今秋からは、"地域の絆や結びつき"を後押しすることを目指した活動を、本格展開する予定となっている。

地域の社会福祉協議会と協力して、被災者を対象に、折り紙教室、絵画教室、手芸教室、温泉旅行などを実施するためのクラブ活動「コミュニティサロン」や「コミュニティ・カフェ」、子育て中の母親を対象にした心のケアを目的としたカフェ「ママカフェ」の支援を行う。

「コミュニティ・カフェ」活動のようす(山田町大沢地区)(ケア・インターナショナル ジャパン提供)

また、地域の祭りの重要性にも着目し、津波で流された伝統芸能・祭りの衣装や楽器などの提供を行う。

アクサ生命は、人々が集い、語り合う場所を創出するという活動の趣旨に共感し、ケア・インターナショナル ジャパンに対して200万円を寄付することとした。

なお、AXAグループは、CR(コーポレートレスポンシビリティ、企業の社会的責任)活動の一環として、2011年4月からCARE Internationalとグローバルにパートナーシップを結び、インド、タイなど4カ国における降雨パターンの変動リスクに関するプロジェクトの支援などを行っている。