日立製作所とノベルは10月13日、指静脈認証技術を活用した認証管理システム「指静脈－Novell Access Manager連携システム」を開発したと発表した。日立の指静脈認証管理システムとノベルのアクセス管理製品「Novell Access Manager」を連携させたものになるという。

Novell Access Managerは、異機種混在環境でのシングルサインオン機能を備えた統合認証基盤。一方、指静脈認証管理システムは、その名のとおり、指静脈を活用した生体認証システムで、偽造が困難なうえ、認証精度が高く、応答速度も速いといった特徴がある。両社は、この2製品を組み合わせたことで、「利便性を向上しながら高精度な本人確認が可能」と説明している。

システムの概要

同製品は、日立の「統合ID認証ソリューション」のラインアップに追加され、日立が10月14日から販売を開始する。提供開始時期は11月25日、価格は個別見積もり。日立では、「金融機関、官公庁・自治体、製造・流通業などに向けて拡販していく」としている。