Oracleは10月4日、「Oracle Big Data Appliance」を発表した。ビッグデータの統合とその価値の最大化を支援することができるという。

Oracle Big Data Applianceは、Apache Hadoopのオープンソースディストリビューション、「Oracle NoSQL Database」、「Oracle Data Integrator Application Adapter for Hadoop」、「Oracle Loader for Hadoop」、R言語のオープンソース・ディストリビューションからなる新エンジニアド・システム。「Oracle Database 11g」、「Oracle Exadata Database Machine」、「Oracle Exalytics Business Intelligence Machine」との統合が容易で、エンタープライズクラスのパフォーマンス、可用性、サポートレベル、セキュリティによってあらゆるデータタイプに優れた超高速分析を実現する。

Oracleは、開発背景について「Webのログ、ソーシャルメディア・フィード、スマートメーター、センサーなどのデバイスが生成する膨大な量のビッグデータは、データウェアハウスおよびビジネスインテリジェンスアプリケーションでは十分に活用されていない状況にある」と説明。Oracle Big Data Applianceを「Oracle Exadata Database Machine」や新しい「Oracle Exalytics Business Intelligence Machine」と組み合わせて使用することで、エンタープライズのビッグデータの価値を取得、整理、分析、最大化するのに必要なすべてを提供するとしている。