Net Applicationsから2011年9月のデスクトップOSシェアが発表された。Windowsがシェアを減らし、かわりにMac OS Xがシェアを伸ばすというここ数ヵ月の傾向が9月にも継続して見られた。Mac OS Xの成長割合が大きく、Mac OS X Lionが強い影響を与えていることが見える。
2011年9月デスクトップOSバージョン別シェア/円グラフ - Net Applications報告 |
2011年9月デスクトップOSバージョン別シェア/棒グラフ - Net Applications報告 |
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows | 92.44% | ↓ | ごく少ない割合だが長期に渡り下落傾向 |
2 | Mac | 6.45% | ↑ | 強く成長。成長傾向 |
3 | Linux | 1.11% | ↑ | 成長傾向 |
順位 | バージョン別OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows XP | 50.50% | ↓ | 大きく減少。減少傾向 |
2 | Windows 7 | 32.42% | ↑ | 強く成長傾向 |
3 | Windows Vista | 9.09% | ↓ | 減少傾向 |
4 | Mac OS X 10.6 | 3.53% | ↑ | 増加 |
5 | Mac OS X 10.7 | 1.41% | ↑ | 7位から5位へ浮上。大きく増加。上昇傾向 |
6 | Mac OS X 10.5 | 1.15% | ↓ | 5位から6位へ下落。減少傾向 |
7 | Linux | 1.11% | ↑ | 6位から7位へ下落。成長傾向 |
8 | Mac OS X 10.4 | 0.30% | ↓ | 減少傾向 |
依然として過半数のシェアを確保しているWindows XPだが、9月は2%ほどシェアを減らすなど、減少の幅を加速させている。これにかわるようにWindows 7が2%ほどシェアを伸ばしており、Windows XPからWindows 7への移行が進んでいる様子が見える。
Mac OS Xでは最新版となるMac OS X Lionのシェア増が顕著に出ている。8月には減少傾向に転じたMac OS X Snow Leopardだが、9月には増加に転じており、Snow LeopardとLionでMac OS Xのシェア増を押し進める形になっている。
Windowsが長期に渡ってシェアを減らし続けているものの、これまでその減少幅は小さいもので、Mac OS Xのシェアは5%前後という傾向が続いていた。しかしここ数ヵ月の間に表れたMac OS Xのシェア増は強い勢いのあるもので、すでに6.5%ほどまでシェアを増やしている。OSシェアにおいてこの割合の変動はかなり大きなものといえる。