アンテナハウスは、XML自動組版ソフトの新バージョン「Antenna House Formatter(AH Formatter) V6 」を発売した。

「Antenna House Formatter(AH Formatter) V6 」サンプル画面

本製品は、XSL-FO(Extensible Stylesheet Language Formatting Objects)またはCSSのスタイルシートに対応する組版ソフトウェア。XMLで記述されたマニュアル、契約書、報告書、書籍などから、PDFファイルを生成したり印刷することができる。ラテン文字、ギリシャ文字、中国簡体字、中国繁體字、ハングル、アラビア文字など、50以上の言語に対応するほか、禁則や約物詰めといった日本語組版処理や複雑な表の自動レイアウトも可能となっている。

新バージョンでは、フロート機能を大幅に強化。段組ページの段をまたがる図版の配置などができるようになった。また、ルビや圏点に対応し、ルビ文字が長い時には自動的に文字幅を圧縮するなどのルビオプションも新たに用意された。さらに、見出しなどでの文字間の空きの自動挿入、行折り返し字のインデント位置を指定する機能、OpenType字形の選択機能など、詳細な体裁を実現できる機能を実装している。このほか、AcroFormによる記入欄のあるPDFを埋め込むことも可能となった。

ラインナップは、使用できるスタイルシートと機能レベルの組み合わせにより6種類を用意。ライセンスと価格は同社Webサイトを参照のこと。