シティカードジャパンは28日、ダイナースクラブカードの新ラインナップである『銀座ダイナースクラブカード』の募集を、2011年10月1日から開始すると発表した。シティカードジャパンは、全銀座会(※)とパートナーシップを締結し、同カードのサービスの充実に努める。年会費は本人31,500円(家族会員無料)、入会基準は27歳以上となっている。

※ 全銀座会は銀座通り連合会、銀座百店会、銀座料理業協同組合、銀座交飲協同組合など30以上の組合、町内会など銀座に拠点を置く各種団体により組織されている

ダイナースクラブカードでは、日本における文化およびライフスタイルを重視する中、歴史があり、高級店、レストラン、文化的エンターテイメントの街として日本を代表する銀座でのサービスを豊富に取りそろえたカードを発行することにより、「富裕層向けクレジットカードのトップを目指す」(シティカードジャパン)。

シティカードジャパンの調査によると、富裕層顧客は銀座で長時間滞在するとともにかなりの支出をしているといい、銀座の価値を理解し、好むという傾向が表れている。同社は、3年間で約1万5千人の「銀座ダイナースクラブカード」会員獲得を目標としている。

銀座ダイナースクラブカード 券面

サービスの詳細は、以下の通り。

「銀座ダイナースクラブカード」会員向け特別サービスおよびイベント

全銀座会とのパートナーシップと、シティカードジャパンの有するネットワークを生かし「銀座ダイナースクラブカード」会員向けに、「他では体験できないような機会や上質なサービスを提供する」(シティカードジャパン)。

例えば、一見客お断りの銀座屈指の料亭で同カード会員向けに設定された特別催し物への参加や、通常会員限定のバーの利用などが可能となる。また、今後は営業時間外に特別に買い物ができるプライベートセールや、有名画廊での特別企画などを予定している。

新たな銀座情報の発掘

「銀座ダイナースクラブカード」は銀座の"知らざれる情報"をコンシェルジュサービスと会員向け季刊誌「G」で伝える。季刊誌は、会員の高い知的好奇心に応えるよう、通常のカード会員誌を超えた文化総合誌を目指すという。

創刊号では、映画や文学に登場する銀座への憧憬をつづる川本三郎氏(文芸評論家)による巻頭随筆や、銀座博品館劇場での活動時代を振り返る串田和美氏(演出家・俳優)のインタビューなどを掲載。また、今年末までには、これらの情報をWebでも提供するほか、定期的にイベント情報などを知らせるため、「銀座ダイナースクラブカード」会員専用のオンラインサイトを構築する予定となっている。

特約店での特典

百貨店、一流ブランド店やレストランをはじめとする銀座の600におよぶ特約店で、「銀座ダイナースクラブカード」を利用した場合、ダイナースクラブカードの2倍のポイントを提供する(1万円で2ポイント)。たまったポイントを「銀座クーポン」に交換し、それを特約店での買い物、食事代金などに充当したり、ダイナースクラブカードのポイントプログラムで交換するほか、主要航空会社のマイルに移行することができる。

銀座ダイナースクラブカード ラウンジ

「銀座ダイナースクラブカード」のサービスにアクセスする窓口の一つとして、今年末までに同会員専用のラウンジ「銀座ラウンジ」をアクセスのよい銀座中心部に開設する予定。ラウンジに設置されたコンシェルジュデスクが、会員が銀座での時間を最大限活用し楽しめるようアシストする。

「銀座ラウンジ」内で提供予定のサービス

  • コンシェルジュサービス : 「記念日なのでレストランを手配してもらいたい」「急な接待のため至急、空いているレストランを知りたい」などの要望に応える。

  • インフォメーションサービス : 「全銀座会」などと連携し、銀座で行わるイベント情報や特約店情報などを提供する。

  • 銀座クーポン : ラウンジでは、ポイントを「銀座クーポン」に交換することができる。通常は郵送で受け取る「銀座クーポン」をその場で入手し、特約店での支払いに充てることができる。

  • 手荷物預かりサービス : 会員の手荷物を預かる。

  • 宅配サービス : 会員特別料金で宅配サービスを提供する。

  • ドリンクサービス(無料)

なお、「銀座ダイナースクラブカード」会員は、ダイナースクラブカードのサービスをすべて利用できる。