三菱化学は、リチウムイオン電池用電解液を中国で製造販売するため、2012年2月をめどに新会社を設立することを決定したと発表した。

これは、中国で今後、民生用に加え、車載用のリチウムイオン電池の生産拡大が見込まれ、電解液の需要も大きく伸びることが予想されることから決定したもの。

この電解液製造の新会社は、同社が2010年9月に設立を発表した負極材の製造販売会社「青島雅能都化成」に続く、同社の中国における電池材料事業の拠点となる予定で、拠点の稼働は2012年末を予定しており、設備投資額は約25億円で、年産1万tの生産能力となる予定としている。