俳優の温水洋一が26日、1人全役声優を務めるDVD『バカ昔ばなし~その弐~』の公開アフレコ会見を都内スタジオで行った。

DVD『バカ昔ばなし~その弐~』の公開アフレコに臨んだ温水洋一 拡大画像を見る

全役アフレコに「苦労している」という温水は、声優業進出には及び腰だったが「ハリウッド俳優の吹き替えをするなら、ニコラス・ケイジですかね。年齢も近いし見た目も似ていますから……」と弱気ながらも大きな目標を掲げていた。

同作は、日本人なら誰もが知っている「昔ばなし」を人気劇画家・五月女ケイ子と劇団大人計画・細川徹によるゆるいイラストとゆるいストーリーでアニメーション化したシリーズ第2弾。前作に引き続き一人全役声優に温水が挑む。

第1弾に手応えを感じている様子の温水は「色々なところから反響がありました」と笑顔を覗かせ「本当に全部やっているの? とか、加工しているの? なんて言われました」と自らの芸達者ぶりに嬉しそうな表情。今回収録されるエピソードでお気に入りなのは"トレンディーな一寸法師"だそうで「昔話だけれど、トレンディーな内容。キムタクとか松嶋菜々子さんの気持ちになって、カッコいい声を意識しながら声を出しています」とアフレコ収録を振り返った。

会見に同席した作画デザイン担当の五月女ケイ子と脚本担当の細川徹も温水の変化ぶりを絶賛。そんなリアクションに気を良くしたのか、温水は『まんが日本昔ばなし』の名ナレーター・常田富士男の名前を挙げて「あの声を目指してやっているので、ナレーションのお仕事が増えればいいな……」と申し訳なさそうにアピールした。

DVD『バカ昔ばなし~その弐~』は12月23日より発売。