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Flexチームのオフィシャルブログに今後のFlexの方向性を紹介した記事が「Flex: where we are headed」として掲載された。今後はエンタープライズで必要とされる大規模開発向けの機能を強化するとともに、多種多様なモバイルデバイスへの対応という、2つの方向性へ進んでいくことが示唆されている。

Flexはもともと、ブラウザにおいてよりリッチなユーザ体験を実現する「RIA」を具現化するプロダクトとして登場した。しかし、RIAを実現する技術としてHTML5がその役割を担いつつあり、記事では、Flexの担うべき役割は変化しつつあると説明している。

エンタープライズなどより大規模なシステムを開発する場合、すでに実績のある優れたフレームワークと開発環境を提供しているFlexはHTML5関連技術よりも採用しやすい。このため、今後Flexはこうしたエンタープライズ分野の強化を進めるといった方向性にあるという。

Flexは最近のバージョンでiOSやAndroid、BlackBerry向けのアプリケーションをビルドする機能を提供しているが、この分野へさらに注力していくという説明もある。Flash技術をベースとしたワンソース・マルチデバイスは、多様化するモバイルデバイスへ対応するための開発負担を減らす方法として注目されている。