TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2011年9月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは複数の検索エンジンの検索結果から対象とするプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2011年9月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 Java 18.761 14ヶ月連続1位
2 C 18.002
3 C++ 8.849
4 C# 6.819 5位から4位へ浮上
5 PHP 6.596 4位から5位へ下落
6 Objective-C 6.158 上昇傾向
7 (Visual)Basic 4.420 下落傾向あり
8 Python 4.000
9 Perl 2.472
10 JavaScript 1.469
11 Ruby 1.434 12位から11位へ浮上
12 Delphi/Object Pascal 1.313
13 Lua 1.154 7ヶ月連続20位内ランクイン。11位から13位へ下落

9月のTIOBE PCIで注目されるのはプログラミング言語Dが2009年以来久しぶりにトップ20位以内に入ってきたことにある。TIOBEではこれを2010年6月12日に出版されたAndrei Alexandrescu氏の書籍「The D Programming Language」の影響によるものだと分析している。出版されたころからインデックス値の上昇が見られているという。

9月は順位を落としたものの、Luaは7ヶ月連続で20位入りしており存在感を保ち続けている。Luaは軽量高速なスクリプト言語。ほかのスクリプト言語と比較して実行環境自体のソースコードサイズが小さく移植しやすい。C言語を使った拡張性にも優れており、学習も比較的簡単という特徴がある。

1位はJavaが継続。14ヶ月連続の1位となる。これにC、C++、C#、PHPが続いている。C#とPHPはほぼ同じ注目度を維持。これにObjective-Cが迫っており、このまま成長傾向が続けば、Javaに続く言語はC、C++、Objective-C、C#といった順序になる可能性が高い。