Ubuntu開発者、1ヶ月おきのリリースを提案

後藤大地  [2011/09/13]

Ubuntu is a community developed operating system that is perfect for laptops, desktops and servers.

次期リリースとなる「Ubuntu 11.10」以降、もしかするとUbuntuは毎月リリースが実施されるようになるかもしれない。その場合のバージョン番号は「Ubuntu 11.11」「Ubuntu 11.12」「Ubuntu 12.01」のように続くことになる。かなり大胆なリリースエンジニアリングの提案だ。この案が採用されるかどうかは今のところ不透明だが、現在のリリースエンジニアリングの問題点に対して解決案を提示してきたものとして興味深い。

月1のリリースエンジニアリングのアイディアは「A new release process for Ubuntu?」にて提案されている。Ubuntuは6ヶ月おきのメジャーリリース、長期サポート版は2年おきに実施されている。半年のリリースエンジニアリングでは、大体開発にかけられる期間は1期間あたり13週間ほどになるという。

この開発期間が12、13週間一区切りになっていることが問題だと同文書は説明している。この開発期間に縛られるため、より大きな変更を伴う開発に取り組むことが難しいという。安定性も確保するとなると、2年おきの長期サポート版を目指して開発することになるが、これでは新機能が登場するまで2年もかかることになる。

提案では月1回のリリースへ切り替えるとともに、開発者は期間にとらわれることのない継続開発を実現できるモデルが提案されている。開発者は開発者向けの非公開ブランチへ開発結果をマージ。ここからalpha、beta、releaseのブランチへのマージが規定の仕組みに則って実施され、開発者による継続開発、アクティブテスターによる積極的な試用への参加、ユーザへの迅速で安定した機能の提供、といった仕組みを実現するという。

単一ブランチを使うことによる開発停止期間の存在は既存のほかのプロジェクトでも問題視されており、複数のブランチと高速なリリーススタイルへ移行するプロジェクトもある。Chromeの開発がそうした開発モデルで代表的なもののひとつとされており、FirefoxもFirefox 4以降、同様の短周期リリースモデルへ移行している。

しかし、同様の短周期リリースモデルをここまで人気のあるOS規模のディストリビューション開発へ適用するという提案はめずらしい。大規模な変更であり提案が受け入れられるか現段階ではわからないといえる。今後の展開が注目される。



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