ブロケード コミュニケーションズ システムズは9月9日、イーサネット・ファブリック製品の新モデル「Brocade VDX 6730データセンター・スイッチ」と「Brocade VDX 6710データセンター・スイッチ」を発表した。

VDX 6730は、VCSイーサネットファブリックとファイバチャネルSANファブリックをシームレスに接続可能な10ギガビットEthernetスイッチ。VDX 6710は1ギガビットEthernetサーバをイーサネットファブリック環境および従来のデータセンターLAN環境へ接続することで、低コストでのVCSファブリック技術の導入を実現するエントリーモデルの高密度1/10ギガビットEthernetスイッチ。

Brocade VDX 6730データセンター・スイッチ

Brocade VDX 6710データセンター・スイッチ

今回、VCSファブリック技術において、ブロケードのイーサネットファブリック内における仮想マシンの検出、構成、モビリティの自動化を可能にする機能が拡張された。管理アプリケーション「Brocade Network Advisor」では、VCSイーサネット・ファブリックとその他のデータセンターLAN、SAN、アプリケーション・デリバリ・インフラを統合管理できるようになった。

これにより、Brocade Network Advisorを用いることで、Brocade VCSファブリックはVMware vCenter Serverと連携し、イーサネットファブリック内で動作する仮想マシンがvCenterに保存されている情報に基づいて自動的に構成され、仮想マシンがファブリック内で移動しても、接続性を自動的に維持することが実現される。

価格は、VDX 6730が1万,720米ドルから、VDX6710が9,500米ドルからとなっている。