オレガは9月9日、Windows上で複数のストレージを統合し仮想ドライブを構築するストレージ仮想化ソフトウェア「VVAULT(ブイボルト)」の最新版「VVAULT 2.0」を発表。同日、同製品Webサイトでのダウンロード提供を開始した。

VVAULTは、中堅・中小企業のニーズに合致する、安価で高い運用性を持つエントリー市場向けストレージ仮想化ソフトウェア。2011年3月に発表され、6ヵ月間で1万3,000件以上ダウンロードされているという。

最新版ではユーザーからの要望が多かったサーバやストレージ装置の障害に対応するデータ冗長化機能を大幅に強化。仮想ドライブの状態を監視し、差分データを自動的にバックアップ用仮想ドライブに同期する「ライブバックアップ」機能や、仮想ドライブのディスク障害や接続障害を検知すると、バックアップ用仮想ドライブからオンラインで正常ストレージにデータを復元する「ライブリカバリ」機能などが搭載された。

VVAULT 2.0の新機能概念図

ライセンスは無料の「Basic」「Personal」、法人向け有償版の「Professional」の他、新たにバックアップ/リカバリ機能と有償サポートを付加した個人向け「Personal Plus」(月額525円)と、OEM用に一部機能制限した法人向け「Professional OEM」(オープン価格)が追加された。