Adobe AIR

Adobe Systemsは9月6日(米国時間)、次期Adobe AIR 3へ向けたRCリリースとなる「Adobe AIR 3 RC」を公開した。今回のリリースにはAIR 3 SDKも同梱されており、デスクトップアプリケーションおよびモバイルアプリケーションの開発が可能になっている。提供されるのはWindows版とMac OS X版。AIR 3以降、Linux版は提供されない。

「Adobe AIR 3 RC」の最大の特徴は「ネイティブエクステンション」サポートが正式に発表された点にある。AIRでは、単一のソースコードから複数のモバイルデバイスに対応したアプリケーションを生成することができる。ただし、AIRがサポートしていない機能に関しては利用できないという制約があった。「ネイティブエクステンション」はこの制約を撤廃することにつながる新機能。そのデバイス特有の機能をAIRから利用できるように拡張することが可能となる。この機能を活用することで個々のデバイスにおける特徴的な機能をAIRアプリケーションから利用することが可能となる。

Adobe AIR 3の正式版は、来月開催予定のAdobe MAXで正式版が発表されるのではないかとみられる。