米IBMはこのほど、同社が提供するビジネス向けソーシャル・ソフトウェア「IBM Connections」のモバイル端末版の配信を開始した。Androidスマートフォンやタブレット、iOS端末、BlackBerryスマートフォンなどで、同等の機能が利用できる。いずれもダウンロードは無料。

同ソフトウェアは、コミュニティ・アクティビティ・ブログ・Wikiなどの機能により、個人の知識を集合知として活用し、ビジネスのコラボレーション環境を提供するもの。前身の「IBM LotusR Connections」より、アイデアの共有や成果物の管理機能、MS Outlookなど既存資産との連携を強化し、今年4月にリリースされた

モバイル向けのアプリでは上記の機能に加え、端末で撮影した写真を直接アップロードする機能が追加されている。また、iOS版では、企業のIT管理者が端末上のメール・写真等の個人データは残しながら、ビジネス関連データだけを消去できる「部分的なリモートワイプ」が可能だ。

ファイル共有、プロフィール、アクティビティー、ブログ、アイディア投稿/投票などの機能を提供

Android、iOS、BlackBerryの各アプリストアからダウンロードできる

この他、β版で提供中の「IBM Lotus Traveler」ではモバイル端末からIBMメール、コンタクト、カレンダーにアクセスが可能。メッセージングやオンライン・ミーティングができるAndroid端末用「LotusLive Meetings」は、年内の提供開始が予定されている。