Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

Mozillaは、Firefoxの第2の実行環境としてAndroidプラットフォームへの対応にかなりの力を注いでいる。PC向けのFirefoxと同時に最新版をリリースするように努力し、開発も活発だ。Firefoxが実現する多くの機能はiOSにおける登録条件をクリアすることが難しいため、iPhoneやiPad向けにFirefoxをリリースすることは事実上困難だと見られている。今のところFirefoxの次の現実的なプラットフォームはAndroidということになる。

Androidタブレット向けのFirefoxは、Androidスマートフォン向けのFirefoxのデザインや機能をベースに、大きなスクリーンならではの変更を加えたものになっている。このあたりの話が「Firefox for Tablets」にまとまっている。

Firefox for Tablets - Ian Barlowより抜粋

Firefox for Tablets - Ian Barlowより抜粋

Firefox for Tablets - Ian Barlowより抜粋

Firefox for Tablets - Ian Barlowより抜粋

スマートフォン版との最大の違いは、デフォルトで表示されるUIが増えている点にある。スマートフォン版では小さいスクリーンを最大限に活用できるようにUIパーツのほとんどは隠れるようにデザインされている。タブレットはスマートフォンよりもスクリーンが大きいため、常時表示された方が便利なUIパーツのいくつかが常に表示されるように変更されている。

まず、横置きにした場合には常時左にタブが表示されるようにしたという。左に配置したことでページのスクロールは右側、タブの切り替えは左側といった使い分けができる。アドレスバーにおける補完機能はスマーフォトンと同じタブスタイルを採用しているが、スクリーンが大きくなったことを受けてタブの位置を左側へ移動。これでより多くの候補を一度に表示できるようにしている。

テーマはAndroidのテーマに合うように工夫されているが、「Firefoxらしさ」を演出するためにFirefox独特のデザインが盛り込まれている。最大の特徴は「ビッグバック」と呼ばれる「大きな戻るボタン」だ。Firefoxのナビゲーションボタンは「戻る」と「進む」のサイズが異なっており、デザイン上他のブラウザと差別化する要因のひとつとなっている。