シャープは、動画や静止画、パソコン用データなどを高画質に表示し、電子黒板として利用できる業務用タッチディスプレイとして、70V型の「PN-L702B」と60V型の「PN-L602B」を発表した。価格はいずれもオープンで、PN-L702Bが9月20日より、「PN-L602B」が11月24日より発売される。想定実売価格は、PN-L702Bが75万円前後、PN-L602Bが55万円前後となっている。

「PN-L702B」(オプションのフロアスタンド「PN-ZS701」との組み合わせ例)

新製品は、付属の専用ペンとアプリケーションソフトを組み合わせることで、画面への書き込みが行えるほか、表示の拡大や縮小、ページ送りなどもタッチ操作で行え、電子黒板としても活用できる。また、光照射による製造法で液晶分子の並びを高精度に制御する同社独自のUV2A技術による液晶パネルとLEDバックライトを採用し、高画質と低消費電力も実現。同社製複合機との連携機能により、紙文書をスキャンしてタッチディスプレイの画面に表示したり、ディスプレイ画面上に手書きした内容をそのまま出力できる。

いずれも最大解像度は1,920×1,080ドット、最大表示色は約10億6,000万色、インタフェースはUSB 1.1、D-Sub、ビデオ映像、コンポーネント、HDMI、ステレオミニジャック、RS-232Cで、オプションで10BASE-T/100BASE-TXに対応する。PN-L702Bの最大輝度は300cd/平方メートル、コントラスト比は3,000:1。なお、PN-L602Bの最大輝度とコントラスト比は未定。

外形寸法/重量は、PN-L702BがW1,648×D116×H982mm/約70kg、PN-L602BがW1,440×D約100×H855mm/未定。