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Googleの強さの秘密は「食事」にあるのかもしれない。Googleには食材の調達から食事の提供、余った食材やゴミのリサイクルなどまで手がける「フードチーム」が存在している。フードチームは世界中のGoogleオフィスの100近い食堂で50,000ほどのヘルシーでおいしい料理を毎日提供している。

これはただの健康的な食事を提供しているだけのように聞こえるが、それだけではない。Googleの企業としての強力な文化を後押しする働きをしている。Googleでは昼食や午前中の軽食などを通じ、関係のないチームが顔を会わせる機会を作り、そこからアイディアや問題解決法の共有、最終的にはそこから「イノベーション」が生まれるという「文化」を持っている。Googleにとって食事とは健康を促進するもの以上に価値を持っている。

このあたりの話題がGoogleのオフィシャルブログに「Food for (green) thought」として掲載された。説明によればGoogleは有機栽培や放し飼いで育てた家畜などを極力採用するだけではなく、「地球に優しいフードプログラム」としてもっと包括的な取り組みを実施しているという。まず、食材は可能な限り地元で購入。季節の食材を選び、できるだけ有機栽培のものを優先しているという。栽培方法や漁業方法などが地球に優しいものかどうかも選定時の基準になっているという。

こうした食材はGoogleの従業員であれば直接農家から購入できるほか、魚介類や卵なども注文が可能になっているという。Googleの従業員のみならず、その家族も健康であるべきという発想がそこにはある。料理に伴って発生するゴミは堆肥として再利用されるほか、食材の残り物の20%ほどはリサイクルされているという説明もある。